こんにちは、トーコです。
キャバクラで働くキャストというと、お酒に強くタバコを嗜む女性のイメージがありますが、果たして本当なのでしょうか?実際にキャストとして数年勤務していた私が紹介します。
- これからキャバクラで働こうと思っているひと
- お酒やタバコが苦手なひと
こんな方はぜひ読んでみてくださいね。
結論から言うとどちらも必須ではない
ズバッと書いちゃいます。笑
見出しの通り、お酒もタバコもキャストにとって必須というわけではありません。 もっと言うならば、お酒は強ければそれも良し、飲めないとしても致命的という程ではない。タバコも吸うか否かで不利・有利になるということはほとんどない。です。
お酒が強いとドリンクバックがもらいやすい
お酒が飲める(強い)場合は、ドリンクやボトルを頼みやすく、またお客様と一緒に自分も飲めるので比較的はやいペースでボトルを空けることができます。 ペース配分に気を付ければ、短時間で多くのドリンクバックが期待できます。
飲めない場合はドリンクバックを多く確保することが難しいので、その分自分に入る金額は減りますが、ウーロンハイをウーロンに、緑茶ハイを緑茶にして出してもらえば問題ありません。 ただ、お客様によってはノンアルだと気を悪くする方も稀にいるのでそこは上手にカバーするのが吉。
タバコはお客様に合わせる必要がある
タバコについてはお客様に合わせる必要があるので、煙やにおいが苦手なお客様であれば吸わないようにする必要があります(吸っていいと言ってくれた場合をのぞく)。
また、どちらかというと喫煙者のお客様のほうが割合多いため、タバコの煙やにおいで気分が悪くなってしまうようであればやや不利かもしれませんが、最近のタバコは煙が少なく、においも控えめであること・店内の空調が作動していることを前提に考えれば、フロアに煙が充満するようなシーンにはなかなか出会わないと思うので、こちらもほとんど問題ありません。
求められるのは臨機応変さとスルー力
お酒やタバコよりも、キャストに求められるのはまず臨機応変さ。
毎回お馴染みのお客様ばかりではなく、常に新しいお客様がいらっしゃるのはキャバクラに限らず、全ての接客業に言えることですよね。
特にキャバクラの場合、お酒が入った状態で来店されるお客様も多いので、それぞれの場にあった話題やノリ、テンションが必要になります。
スキンシップの多いお客様もいれば、寡黙なお客様もいて、話好きな方、逆に話を聞きたい方、さまざまなニーズに合わせた接客が求められる場であり、いかに臨機応変に対応できるかが指名への鍵になってきます。
そして次に重要になってくるのが、スルー力(するーりょく)。
これは私の造語ですが、キャバクラは水商売という職種の性格上、他の接客業とは違う能力も求められます。
たとえば接待でお越しになったお客様の卓についたら双方の立場を理解したうえでの接客が必要ですよね。 どこまでキャストに話すかはお客様の自由ですが、あえて話さない(話せない)内容までしつこく尋ねたり詳しく聞き出そうとするのはNGです。
お酒の席とはいえ、あくまでビジネスの延長線上であれば守秘義務が伴ってくるシーンも多々あります。 多少話がわからない場合や興味を持ったことがあっても、一度スルーしてそのあと会話に支障が出るようなら改めて聞くなど工夫して立ち回ることも求められます。
キャバクラでの接客スキルは経験によって培われる
小難しくなってきましたが、結局のところ臨機応変さ・スルー力を含めキャバクラでの接客スキルは経験によって培われるところが大きいです。もっと言えば、最初はできなくて当然です。
お客様からすれば「お金を払ってるんだからプロだろ」と思うはずですし、初心者だからと言われても納得いかないと思います。 そこは先輩キャストやボーイがフォローできてこそのお店なので、初心者は先輩たちの見よう見まねからはじめて大丈夫です。
徐々に自分の接客スタイルを確立していくのが一般的であり、一番無難で、無理にベテランのような雰囲気を作っても長続きしませんし、その類の演技は基本お客様にも見抜かれています。
ある程度場数を踏めば自然と自分のスタイルができあがってくるので、それまでは先輩の所作をお手本にすると◎ただ、まるっきり同じでは面白みに欠けるので、自分を客観視することも時には必要です。
まとめ
お酒やタバコのイメージが強いキャバクラのキャストですが、それぞれ必須というわけではありません。 強ければそれに越したことはありませんが、その場合は自分をうまくコントロールしなければなりません。
タバコについても基本はお客様に合わせることが前提で、接客に支障が出るほど煙たいフロアに出くわすことはほとんどないと思います。
他の接客業と同じく臨機応変さやキャバクラならではのスルー力が求められる業界ですが、皆はじめは初心者です。 自分のスタイルが確立できるまで、少しずつ慣れていけば素敵なキャストになれることまちがいなし。 あなたらしく頑張ってみてくださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。 トーコでした♪