こんにちは、トーコです。
今日はタイトルの通り、白点病で落としてしまったベタのお話です。2ヶ月ほど前、某ネットショップで購入したベタをわずか2週間ほどで☆にしてしまいました。
原因は白点病。
今日は自戒の意味を込めて、当時の流れを発覚~順を追って書き留めていきたいと思います。
白点病とは
白点病(はくてんびょう)とは、名前の通り体表に白い点がぽつぽつと出る魚病です。
似た病気にコショウ病がありますが、点の大きさで見分けることができます。
コショウ病は名前の通り細かな点が体表に現れますが、白点病の方が白い点のサイズが大きいのが特徴です。
ちなみに、ごく初期の段階では肉眼で分かる点はまだ現れません。
ある程度症状が進行した段階で初めて目視で分かる白点が体表に現れ、進行するにつれ体中に広がっていきます(肉眼で白点が確認できる=既に初期の段階とは言えない)。
初期症状として挙げられるのは
- 体をこすりつけるような動作
- (痒みを感じることによる)異常な泳ぎ方
などがあります。
初期のうちに対処できれば完治させることも可能ですが、末期(エラにも白点が出ている状態)になると回復は困難になってしまいます。
白点病になる原因
淡水の水槽における白点病は「ウオノカイセンチュウ」という寄生虫によって引き起こされます。
特に、
- 低水温によるストレス
- 急激な水温の変化
- 水質の悪化
など魚の抵抗力が落ちているタイミングで発症するケースが多いようです。
発症後に行った治療の一連の流れ
まずは塩浴
最初に白点に気付いた日に、まずは塩浴を始めました。
この時点ではまだ個体の体力もあり、白点もわずかな状態だったので、これで多少なりとも回復すれば・・・と思ったのですが、結果的にそれが甘かったようです。
薬浴・加温・目隠しを開始
塩浴を開始した翌日、明らかに白点が増えていて、ベタ自身も動きが遅く(鈍く?)なったように見えたので、この段階でメチレンブルーでの薬浴と26度から28度への加温も開始しました。 さらに、水槽の周りを黒い画用紙で囲い、周囲の様子が見えないように目隠しも追加しました。
尾腐れ病を併発したため、グリーンFゴールドも追加
薬浴等々を開始した翌日、白点病に加え尾腐れ病も併発していることが発覚。
メチレンブルーに加え、グリーンFゴールドリキッドを併用して薬浴を継続することにしました。
この頃、すでに個体の体力はかなり落ちていて、水槽の底でじっとしていることがほとんどになっていました。横倒しにこそなっていないものの、目隠しをとって水槽の前に立ってもほとんど反応がない状態、、、
さらに翌日、治療も虚しく☆に
https://twitter.com/ts_etc/status/1259100574642958339
この日、私が朝起きた時には既に☆になっていて、赤~ピンクの体色もほぼ抜けてしまっていました。
前日の様子からしてかなり絶望的な状態であることは分かっていましたが、さすがにへこみます。
発覚から最期までわずか3日
一連の流れで書いた通り、白点病の進行のはやさは本当に驚きでした。
発覚からわずか3日で☆になってしまうとは・・・塩浴や薬浴、加温など思いつく限りのことをしたつもりでしたが、ここまであっと言う間に悪化してしまうとは正直想定していませんでした。
そもそもなぜベタが白点病を発症したのか、お迎えから日が浅かっただけに思い当たる原因はかなり限定されてきます。
水替えや根本的な環境に問題があった可能性も考えましたが、それでもわずか1週間足らずで白点病を発症するとは考えられません。
現に、これまで飼っていた歴代ベタ達の中でもお迎えから1ヶ月以内という短期間で調子を崩す個体はいませんでした。
それでも、白点病にしてしまったのは事実だし・・・
かわいそうなことをしてしまった、、、とかなり落ち込みました。
後日、購入元のサイトを見たところ他の購入者でも「お迎えから数日後に白点病を発症した」とのクチコミがあったので、もしかすると我が家に来る前から原因となる寄生虫に寄生されていたのかもしれませんが、今となってはわかりません。
仮にそうであったとしても治療内容によっては回復できた可能性もあるので、上手く病状を見極める必要がありそうです。
私はまだまだですが、、
白点病を防ぐには
今回残念な結果にはなってしまいましたが、白点病を実際に経験したことで進行のはやさ、症状を目で見て確認できたことは今後の教訓にしたいと思います。
が、それ以前にまずは白点病にならないための対策も必要。
第一に考えるべきは
- 水質の維持に努める
- 急激な水温の変化を抑える(±3度以内)
など初歩的なところでしょうか。
水質の維持のためには適度な周期での水替えやトリートメントの使用がマスト(と個人的に思っている)。
水温に関しては言わずもがな、ヒーターの使用と水替え時の水温に気を配ることで対策できそうです。
白点病は鷹の爪で治療できる?
あくまで民間療法の域を出ないようですが、鷹の爪による白点病の治療法もあるそうで。
やり方は至って簡単、
- 水10Lに対して鷹の爪1本を用意
- 鷹の爪のタネを取り除き、細かく刻む
- ティーバックなどに入れ、水槽に投入
これだけです。
鷹の爪に含まれるカプサイシンの殺菌作用を利用した治療法だそうですが、多く入れすぎると魚が酸欠状態になることもあるのだとか。。
水草や活性炭との相性もあまり良くないそうなので、実践される際は自己責任でお願いします。
水に鷹の爪の匂いもついてしまうので、気軽に試すにはややデメリットが多いかもしれません。
白点病でお迎え2週間で☆にしてしまったベタの話【まとめ】
以上、今回は初めて白点病を目の当たりにした時のお話でした。
どの病気にも言えることですが、やはり早期発見・早期治療がカギになってきます。人間と同じですね。
また、それと同じくらい大切なのは病気にならない環境づくりを徹底すること。
併せて今後の教訓にしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
トーコでした。